S-310-27 号機による中層大気水蒸気密度の測定
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概要
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水素酸化物は, 中層大気においてオゾンの消滅反応に強く関わっているが, その測定は大変難しいためあまり行われておらず, その理解が進んでいない。一方オゾンに間しては, '80年代よりモデル計算結果が観測値より20∿40%も少ないというオゾン不足問題が存在している。 このような背景のなか, 水素酸化物の生成源である水蒸気の観測をロケットから行った。観測は1998年1月25日17 : 35に宇宙科学研究所鹿児島宇宙空間観測所において行われ, 成層圏の水蒸気密度分布を求めることに成功した。また, 同じロケットに搭載された紫外放射計と地上からのミリ波測定によりオゾンのデータが得られた。
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