<原著>HMV介護者の生活の問題 : エコロジカル・アプローチの必要性(看護科)
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概要
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今日,HMV患者が増加の傾向にある。HMV患者が増加している背景には,医療政策の抜本的改革がある。HMVは24時間の介護が必要である。そのため家族への心身の負担が大きい。介護者は生活環境の変化に適応できず,精神的,身体的に健康に破綻をきたしてしまうことが多い。介護者の生活問題から生じた健康障害は,単に個別的な問題としてとらえただけでは根本的な問題は解決しない。「人間-環境不適応」というエコロジカルな問題として,アプローチしていくというパラダイムの転換が必要である。本稿ではHMV患者の介護者であるB氏のケースを検討し,(1)介護生活がいかに困難な状況であったか。(2)困難な生活を引き起こした原因は何か。(3)どのような援助が必要かをエコロジカルな視点から明らかにした。
- 足利短期大学の論文
- 1999-03-15
足利短期大学 | 論文
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