<原著>看護の専門職性とは何か : パーソンズの行動準拠枠による再検討(看護学)
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概要
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現代社会では職業が複雑化し,分業を余儀なくされている。それぞれの職業は互いに助け合い補い合うことを前提として設立されたものであるが,権限が対立したり,責任が回避されたりする弊害も起こりうる。こうした職業上の弊害を除去するためには,それぞれの職業における専門職性を再検討し,明確にしなければならない。本稿では,看護の専門職性とは何かを,T・パーソンズの行為準拠枠を適用し考察した。検討した結果,看護の専門職性はT・パーソンズのいう準拠枠には必ずしも当てはまらない。なぜなら看護は人間を対象としていることから,業績本位にありながら集合的志向にあることや,普遍主義に立脚しながらも,感情中立性による科学的側面だけではなく,個人の感情や創造性を重要視している職業だからである。
- 足利短期大学の論文
- 1998-03-15
足利短期大学 | 論文
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