<原著>小児病棟における保母の有用性 : その2 : 母親のアンケート調査より【看護学】
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概要
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小児看護において,成長・発達に対する援助は重要であるが,充分になされていないのが現状である。この点を改善するための一方法として,病棟保母の導入を試み,三年が経過した。今回は,病棟保母の有用性を母親のアンケート調査より分析した。入院児を持つ母親の90%は,不安や心配を持っていたが,病棟保母がいることで,不安や心配は75%が解消された。また,遊びや基本的生活習慣の援助をしてもらったと回答した親は90%以上であり,精神面の変化があったとした親は43%以下であった。小児病棟は保母がいてよかった96%,小児病棟に保母が必要100%と,母親が小児病棟に保母を必要としていることがわかった。小児病棟において,保母は患者の精神面や成長・発達への援助だけではなく,家族への援助も可能であり,多くの点で有用であることがわかった。
- 足利短期大学の論文
- 1997-03-15
足利短期大学 | 論文
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