<原著>ジンメルの「生」の本質と構造(1) : 生の自己超越【看護学】
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概要
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ジンメルは生を,「世代の系列を通じる連続的な流れ」であり,それを担うのは個体であるという。個体とは自己をもつ主体的な存在であり,他から見るならば「限界づけられた形態」である。限界づけられた形態をジンメルは個性的な「形式」であるという。生は常に自己の限界を踏み越えていく。つまり,生は連続的な流れの中で,絶えずなにものかを自分の中に引き込むことにより,自己の限界を越えていくのである。自己の限界を越えて行くことをジンメルは「超越」という。生は連続的な生の過程において,常に自らの個性的な形式を打破し,限界を越え出て,自己自身以上であることによって存在しているのである。
- 足利短期大学の論文
- 1997-03-15
足利短期大学 | 論文
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