<原著>円測撰『仏説般若波羅蜜多心経賛』和訳と典拠(3)【一般教育】
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概要
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唐代の仏典註釈学者,円測による玄奘訳『般若心経』の註釈書の国訳と現代語訳の第3稿である。本稿は,原始仏教からの実践的教理である(1)十二の要素による関係性(十二縁起)(2)四つの根本真理(四諦)(3)智慧による煩悩の断滅(智断)を検証する。これらは根本教理であるにもかかわらず,固定的にドグマ化される危険性を持つ。故に,その教理をも相対化する必要がある。これは,伝統的教理の単純否定ではなく,教理の再生または成就と言うべきものである。そのような限りない実体性の否定の運動の最先端に般若の智がある。この般若の智は最終的に平静なる心つまり涅槃を成就する。
- 足利短期大学の論文
- 1997-03-15
足利短期大学 | 論文
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