Cattleya 幼苗の生育に及ぼす培地における窒素形態の影響(農学科)
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概要
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Cattleya (Lc. princecs margaret×Lc. bonnanza giant)の初期幼苗を材料にして2段階のステージ(発根前と発根後)について窒素肥料の形態と濃度の影響を調査した。窒素の形態としてはNH_4,NO_3,NH_4+NO_3,尿素の3形態4区としそれぞれ50∿400ppmの窒素濃度について調べた。1.発根前の苗に対してはNH_4は低濃度区のみで良好な生育を示したがNO_3区では全濃度区を通してほぼ同様の生育を示した。最も良い結果はNH_4+NO_3の窒素区で得られた。尿素は低濃度区ではかなりの生育を示したが高濃度区は不適であった。2.NH_4+NO_3区は発根後の幼苗の生育に対しても最もよい結果を示した。このステージの苗はNO_3および尿素の高濃度区に対してもかなりの生育を示した。NH_4の高濃度区に対しては苗令IIの苗においても生育は殆ど改善されなかった。3.発根後の苗に対してはNH_4とNO_3が同時に培地に含まれておれば800ppmの高濃度区でも生育に支障はなかった。4.同一培地の中におけるNH_4とNO_3の割合についてはNO_37∿8に対してNH_42∿3の割合が適当であった。5.苗令が進展するにつれて窒素の形態や濃度に対する利用可能な範囲が広くなることが確かめられた。
- 琉球大学の論文
- 1973-12-01
著者
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