沖縄における農地保全の基礎的研究 VII : 国頭マーヂの土壌侵食標準試験区における流亡土量について(農業工学科)
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概要
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本研究の観測期間中(昭和52年6月1日∿53年4月30日)における連続13mm以上の降雨回数は34で, それらの総和は約2,000mmであるが, その中で2回連続降雨の場合を除き, 毎降雨ごとの流亡土観測可能回数が27回であるが, 実際は欠測や2∿3回の降雨による1回の観測等もあって, 13回(20回降雨回数)の観測をもとにまとめたものである。結果は次のように要約されよう。1)観測期間中の降雨エネルギーは924(10^3mmt/ha・hr.)であり, Table 4のその期間の平均値689をはるかに上回るものである。2)観測された流亡土量(t/ha.)は8度区, 5度区, 3度区でそれぞれ506,353,202,であり土壌の仮比重(1.4)をもとに土層厚に換算するとそれぞれ3.6cm, 2.5cm, 1.4cmとなり極めて大きい侵食量といえる。3)一般に傾斜度が増せば流亡土量も増大する。4)降雨エネルギーと各傾斜別の流亡土量との間にはY=aX^bの関係が成り立ち, 特に5度区と3度区はXとYの相関が比較的高い。
- 1978-12-01
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