南極みずほ基地の700m掘削孔における温度分布
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概要
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南極みずほ基地の700m掘削孔を利用して, 孔壁面に接触する温度計で氷床の垂直温度分布を測定した。氷床の温度は深さ100mまでは急激に, それより深い所ではゆるやかに下がった。そして深さ350m付近で最低の温度(-35.48℃)となり, それ以降は逆に深さが増すにつれて温度は上昇した。実測された温度分布は, 現在のみずほ基地付近の氷床の状態から推測されるものと少し異なることを示唆した。
- 国立極地研究所の論文
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