西経90゜から東経20゜に至る南極海および周辺海域における栄養塩とクロロフィルaの表面分布(英文)
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概要
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BIOMASS研究観測(SIBEX II)の一環として, 開洋丸による調査を1984年11-12月および1985年1月に実施し, 西経90度から東経20度に至る南極海および周辺海域の表面水の栄養塩およびクロロフィルaを測定した。栄養塩およびクロロフィルa平均濃度は亜熱帯海域から南極海へ南下するに従い増加した。南極海の地域的な濃度変化はリン酸塩と硝酸塩が少なく, ケイ酸塩は大きい。ケイ酸塩(71±7μM)の高い値がウェッデル海で得られ, また, Si : N : Pの原子比は44 : 16 : 1となった。これらの高いケイ酸塩は深層水の湧昇に起因していると推定された。
- 国立極地研究所の論文
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