第26次南極地域観測隊夏隊報告1984-1985
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概要
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第26次観測隊は川口貞男隊長以下48名(うち福西 浩越冬隊長以下35名が越冬隊)で構成された。このほか防衛庁技術研究本部, 運輸省船舶技術研究所, 海上保安庁などから7名, 南極条約に基づく交換科学者として中国から2名が加わり, 夏隊と行動を共にした。1984年11月14日「しらせ」は東京港を出港し, 途中オーストラリアのフリマントル港に寄ったのち, 12月中旬昭和基地沖の氷縁に到着し, 16日昭和基地から第25次隊員2名を収容し, ブライド湾には19日に到着した。約80tの拠点建設などの荷物を輸送し, 12月31日には, あすか観測拠点を建設し, 8名の地学調査隊員などを残し, 1986年1月1日昭和基地に向かった。1月4日昭和基地に到着し, 直ちに輸送, 建設作業に着手した。1月16日輸送を完了し, 建設作業も順調に進み, 野外調査も計画どおり実施することができた。1月31日, 第25次隊と越冬を交代し, 2月4日昭和基地を離れ, 海洋および生物の船上観測を行い, 再びブライド湾に入り, 17日セールロンダーネ地学調査隊を収容した。その後海洋観測を実施しつつ3月2日氷隊を離れ北上し, ポートルイス, シンガポールを経て4月20日東京港に帰着した。
- 国立極地研究所の論文
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