気球高度でのOH分子大気光の微少変動観測
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概要
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下層大気の撹乱による影響を受けない気球高度で,波長1.5μから2.5μのOH分子大気光の空間的時間的な強度変動が観測された.水平距離10km以下で分のオーダで変動するIrregularityが見い出されると共に,水平波長400km,周期110分の顕著な振動成分が観測された.これは内部重力波の密度波である可能性があり,その振幅から速産湯の振幅が求められ流星飛跡等のデータと比較する.結果は水平速度振幅9.8m/sであり,振動成分として妥当なものである.大気先の微少変動と速産湯の観測を結びつけることは有効であることが示唆された.
- 宇宙航空研究開発機構の論文