ソーラーセイルによる月到着軌道の誘導法について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
This paper describes the guidance strategies of solar sails which leave the circular orbit with 50,000km radius around the earth towards the moon. The solar sail is a spacecraft which is thrust by the light pressure (radiation pressure) of the sun. The design of the orbit targeting the moon using the solar sail is complicated due to reasons as follows : 1) The thrust obtained by the solar light pressure is so small that the long flight time is needed in the lunar mission. 2) As the thrust vector is determined by the relative angle between the sun and the sail, magnitude and direction cannot be controlled independently with a sail. One of the typical control method of the solar sail is "Maximum velocity increment control", where the sail direction is always kept along the instantaneous velocity of the spacecraft to get the maximum acceleration. It is efficient to increase the radius of orbit in the initial phase, but insufficient in the last phase to hit the moon. Therefore, other control procedure should be adopted to approach to the lunar orbit. In this approaching phase maneuver, the principle of "Maximum velocity increment control" is still used in conjunction with the control of the magnitude of acceleration between zero and 100% of the maximum level, which can be achieved by means of the specially designed sail. With this method, the apogee distance as well as the arrival time to the apogee can be adjusted to hit the moon. The most efficient time to switch from the initial to the approaching phase is also discussed with R-T (the apogee distance the apogee passage time) diagram proposed in this paper.
- 東海大学の論文
著者
-
石井 信明
宇宙科学研究所
-
江口 智
東海大学工学部通信工学科
-
平尾 邦雄
東海大学工学部
-
江口 智
東海大学工学研究科
-
松尾 弘毅
文部省宇宙科学研究所
-
石井 信明
文部省宇宙科学研究所
-
平尾 邦雄
東大
-
松尾 弘毅
宇宙科学研究所
関連論文
- 気球投下カプセルによる超音速パラシュートの実験
- Sq focus付近における熱的電子のふるまい : K-9M-62号機の結果
- プラズマ内の空間電位について
- 「大空」による低エネルギー荷電粒子の観測
- K-10-10号機による下部電離層のイオン及び中性大気温度の同時測定
- A-7-22 ロジスティック写像を用いた暗号構成における一考察
- デブリ検出用レーザーレーダーの開発
- 1p-Z-10 科学衛星「KYOKKO」で観測されたプラズマ波動
- 科学衛星 KYOKKO によるプラズマ波動の観測
- ダイナモ領域のSq focus付近における熱電子の異常加熱について
- 「さきがけ」による 27 日回帰性太陽磁気圏構造に関わる諸現象
- 太陽風速度構造の惑星間空間多点観測
- ハレー彗星最接近時の太陽風パラメータと水イオンの検出
- 「おおぞら」による電子温度異方性の測定 (1)
- さきがけによる惑星間空間磁場 (IMF) の観測的研究
- HALLEY彗星のION TAILの擾乱とさきがけで観測された太陽風構造(I) : さきがけ磁場観測と太陽圏構造
- 「さきがけ」搭載リングコア磁力計について
- 「さきがけ」で観測された磁気嵐性惑星間空間擾乱
- ハレー彗星の Cometosheath 内のプラズマ
- 「すいせい」によるハレー彗星紫外 (L_yα) 観測
- M-V型ロケットの飛翔軌道/風補正/電波誘導 (M-V型ロケット(1号機から4号機まで))
- 「さきがけ」, 「すいせい」のシステム設計とミッション運用
- HALLEY彗星のION TAILの擾乱とさきがけで観測された太陽風構造(III) : DE状KNOTと風の息MODEL
- 飛翔体による磁場計測に必要な地上系諸設備について
- 高度約600kmにおけるプラズマバブル近辺の電子温度について
- M-3S 型ロケットの電波誘導
- M-3S 型ロケットの飛翔計画
- M-3H型ロケツトの飛しょう計画
- K-9M-48号機による夜間低エネルギー電子の観測
- 電波シンチレーションの発生頻度および空間スケールに関する統計的研究
- 宇宙に積もる塵
- ソーラーセイルによる月到着軌道の誘導法について
- S-520-7 号ロケットによるスポラディック E 層熱的電子のエネルギー分布観測
- S-320-7号ロケットによるスポラディックE層熱的電子のエネルギ-分布観測 (宇宙観測研究報告)
- 電離層熱的電子エネルギー分布の非マクスウェル特性 : S-310-14 号機による観測結果
- ロケット観測の成果(総説)
- K-9M-76 号機による冬の夜明前電離層の熱的電子のエネルギー分布観測
- K-9 M-67号機による夏の夕方時における電離層熱的電子のエネルギー分布観測
- K-9M-20ロケットによる電離層観測
- K-9M-15,L-3H-1,L-3H-2ロケットによる電離層観測
- 宇宙への輸送システム - ロケットの性能と制御 -
- テザーロケット実験 (CHARGE-2) : 電気力学的現象の解析
- 太陽風内のハレー彗星起源イオンの空間分布 : 「すいせい」による観測
- 「すいせい」で観測されたハレー彗星と太陽風の相互作用
- 「さきがけ」に搭載された太陽風観測器
- 「すいせい」(PLANET-A) による太陽風イオン観測
- 1)人工衛星からのオーロラ撮像(テレビジョン技術応用研究会(第25回))
- M-V型ロケットの計測概要
- M-V型ロケットの電波誘導(RG/OP)
- M-Vミッションの紹介 (1号機から4号機まで)
- 電離層プラズマにおける熱的電子のEnergy分布について
- 南太西洋地磁気異常地帯上空の電子温度分布 : 「たいよう」電子温度観測結果-I
- 観測ロケットのOff set電圧の測定
- Glass sealed Langmuir probeによる電子密度,温度の測定
- 汚染電極による電子密度の過少評価について
- 電子温度プローブの高密度プラズマへの応用
- Retarding Potential Trapの汚染定植の電子温度,イオン温度測定に及ぼす影響
- 電離層Dynamo領域における電子の加熱に関する予備的考察
- 電子温度プローブの設計基準
- ラングミュアプローブによる電子温度測定の信頼性について(プローブ表面の汚れについて)
- 電子温度プローブのReference電極によるEs layerの観測
- 成層圏における水蒸気観測
- 第5号科学衛星「きょっこう」
- 0.94μm付近における水蒸気の吸収断面積測定
- 「極光」によるオーロラ電子の観測 : 朝方における特徴
- 気象観測
- 「たいよう」衛星
- 電子温度プローブにおける電子の加熱の影響について
- モノポール型質量分析器の試作
- 一遊星人の願い
- K-9M-47号機による電離層光電子の測定
- K-9M-45号機による電離層光電子の観測
- K-9 M-40号機による電離層光電子の測定
- 電離層中の電子温度分布の層状構造
- ロケットによる電離層の直接観測 : IQSY期間中における荷電粒子密度の観測結果
- 1.序文(宇宙観測最近10年の歩みと今後の展望)
- 気象観測
- しんせい観測計画
- 宇宙科学研究特集号
- 電子温度測定器の改良,小型化について
- L-4S-1およびL-4S-3による電子温度観測(ラムダ4S型ロケット)
- 電子温度計
- わが国におけるロケット観測に関連した論文のリストについて
- 電子温度,ロケット電位,電子エネルギー分布イオン組成についての観測結果
- 電離層直接観測による研究
- 点描 : 宇宙開発前期
- 序文
- Mロケットの歴史とM-V開発の経緯
- 会長退任挨拶
- 会長就任のご挨拶
- 宇宙工学と惑星探査