<論文>集団施設保育が幼児の発達に及ぼす影響に関する追跡調査 : 1.調査開始時と4ヵ月後の状况
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概要
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集団施設保育が幼児の発達に及ぼす影響を調べ,集団施設保育における望ましい保育内容を検討するために,保育所に通所している保育所児グループ,家庭保育のみをうけている家庭児グループ,家庭保育を基盤に,週2回,短時間の集団保育をうけている中間児グループの追跡調査を行い,4ヵ月後の影響について検討した。4ヵ月後の変化として,保育所児グループと家庭児グループでは,グループとしてみても,個々の対象児をみても,発達のプロフィールには変化がなく,領域別にみると保育所児グループは探索と生活習慣の領域の伸びが大きいことが示された。また,中間児グループは,グループとしてみた発達プロフィールには変化がなかったが,個々の対象児をみると,探索の領域が特に発達しているものが増加し,領域別にみると,運動,探索,社会の3領域の伸びが大きかった。このような結果から,4ヵ月間の集団施設保育では発達プロフィールを変化させるほどの影響はほとんど認められないが,領域別にみるとかなりの変化をもたらし,しかも,それは,週2回,短時間の集団施設保育でも生じることを結論として指摘することができた。
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