京都府宮津市木子・駒倉地区住民の栄養摂取状況について(B. 生活科学)
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概要
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(1)吾々は, 昭和39年7月21日-26日迄の6日間における栄養調査を行なつた。(2)摂取栄養量については, 基準量を満たしているのは含水炭素・ビタミンB_1・ビタミンCである。蛋白質特に, 動物性蛋白質の摂取は, 基準量の20%以下で, 脂肪・ビタミンAの摂取の少ないのが目立つている。(3)食糧構成の点から見れば, 殆んどが自給自足により摂取しているため, 著しく米食偏重による食形態が依然として営れている現状で, 時期的なものとして, 馬鈴薯・玉葱の摂取が目立ち, その他肉・卵・乳類の摂取は殆んどなく, ついで油脂類の摂取が少ない。(4)両地区住民の有症者は多く, 膝蓋腱反射減弱が目立ち, 次いで高血圧症, 腰痛を訴える者が多く, 寄生虫卵保有率も高い。又15才以上の男女において, 身長・体重共基準より劣るが, 胸囲のみわずかに上廻つている。(5)1年中家屋の周囲は雪よけで覆われているため, 日光照射が非常に悪く, Ca摂取は満たされているが, その利用が充分でない様に思われる。
- 1965-09-25
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