発達の質的転換過程の研究 [2] : 1 次元可逆操作期の位置反応(C. 福祉学)
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概要
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普通児98名と発達障害児83名(いずれも精神年令1才から3才半まで)に, K式乳幼児発達検査を実施し, 精神年令3ヵ月ごとに区分して, 「はめ板円(回)」下位検査と他の下位検査とのφ係数を算出した。普通児は, 各年令区分にほぼ該当する臨界年令の下位検査に高い連合がみられ, しかもそれは, 1次元可逆操作の課題に多かつた。発達障害児は, 連合のある下位検査のちらばりが大きく, 係数値の高いものは少なく, 負の連合が多い。また, 発達障害児では, 「身体各部」など言語性課題に高い連合はまつたくみられず, 「積木の塔」など動作性課題のみに高い連合がみられた。そして, 1次元可逆操作の課題のみならず, 2次元世界形成の課題にも高い連合があり, しかも, 「汽車の模倣」や「長短比較」などでは, マイナスの連合が含まれていたものが, 「十字模写」「門の模倣」などができていくとプラスの連合になつていくことが把握された。
- 1968-10-20
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