子どもの遊びと友人観 : 小学生の場合
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概要
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本研究は、子どもの友人観の今日的様相を遊びとの関連から明らかにすることを目的としている。都市化社会の今日、子どもの友人関係の希薄化が指摘されるなか、その実態理解を目指した調査研究がこれまで数多くなされてきたが、友人関係の質的側面は等閑にされてきた。そこで、本研究では子どもの友人関係の質的側面、すなわち(1) 認識、(2) 態度、(3) 評価と欲求に着目して、これを「友人観」として捉え、その実態把握を試みた。その際、友人観は日常的な遊びの形態によって異なると考えられたので、子どもを「集団的活動的遊びをしている子ども」、「集団的非活動的遊びをしている子ども」、「非集団的遊びをしている子ども」の3タイプに類型化し、友人観の差異を検討した。結果、全体的には肯定的な友人観を有しているが、タイプ別に見ると、集団的遊びをしている子どもほど、なかでも活動的遊びをしている子どもほど、友人観は肯定的であった。
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