<論文>訪問介護教育に関する考察 : ホームヘルパー養成研修の介護技術に関する調査分析
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概要
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介護保険制度における訪問介護は,在宅介護を支える重要な役割として期待される。そのホームヘルプサービス(訪問介護)を担う人材育成のあり方を,社会福祉制度のなかで変遷してきたホームヘルパー制度とその人材確保としての研修制度の実態から探る。また,ホームヘルパー養成研修の「基本介護技術」は,ホームヘルパー活動の基盤であり,在宅介護の実践に対応した介護技術の教育はホームヘルパーの資質を向上させる要と考える。そこで,川崎市ホームヘルパー養成研修の受講者2級課程550名,1級課程109名,合計659名を対象とした介護技術に関する調査の考察を試みた。その結果,研修をより効果的な教育とするために,様々な要因で変動する在宅介護の状況・ホームヘルパー活動を的確に捉えた介護技術内容を選択していく必要性が明らかになった。また,介護技術を単なる手順や方法としてではなく,介護技術の意義に目を向け介護理念を表現する行為として実施できるよう教育することが求められる。介護保険制度のもと高齢者の「生活の質」を高める役割を果たす訪問介護教育についての提言とする。
- 1999-12-30
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