<論文>川崎市における非営利団体による在宅福祉サービス : 麻生食事サービスワーカーズ「あい・あい」の事例
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概要
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かつては有償ボランティアといわれたりしたが,在宅福祉の一部を担う住民参加型非営利団体がこのところ力をつけ,また数も増加してきている。食事サービスワーカーズ「あい・あい」もそのひとつである。「あい・あい」は川崎市の食事サービスモデル事業の委託を受け,麻生区分をまかされていて活動している。ただし行政委託事業は「あい・あい」の事業の一部で,地域で食事サービスを求めているさまざまな住民(高齢者のみならず,サラリーマン,幼稚園児,親が働いている家庭の子どもなど)への食事の提供で暮らしやすい地域づくりが目的である。本稿は,生活クラブ生協が母体となって生まれたワーカーズ・コレクティヴ「あい・あい」の成り立ち,理念,活動の実態,課題を報告するとともに,住民参加型非営利団体による在宅福祉の意義について検証する。
- 田園調布学園大学の論文
- 1998-12-25