進路意識の観点から大学教育を考えるための基礎研究
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概要
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学校教育は職業選択過程の規定要因の1つであるが,大学教育はその最終段階として位置づけられる。しかし,その内容や実情は,学部・専攻分野の性格によって様々である。医学部をはじめ,理工系の学部は職業教育との関わりが強いのに対して,人文系の学部においては,大学教育と職業教育とは必ずしも結びつかない。教員養成系の教育学部は本来職業教育を目的とするものであったが,近年では,教員採用数の減少により卒業後の教員への道が保証されないことや,偏差値による大学選びが行われることにより,"教員養成"という目的と現実との間にずれが生じてきた。その結果,教員免許状の取得を卒業要件としない,いわゆるゼロ免課程を設置する教育学部も増えており,変革を求められている。そこで,本研究では,学部・専攻分野の性格や教育内容が職業選択と直接には結びつかない人間科学部と外国語学部,ならびに教員養成課程とゼロ免課程が併設されている教育学部の学生を対象に,質問紙調査を行い,進路意識や職業意識,進路との関係からみた大学教育観などを探ることを試みた。職業との関係が明確になりにくい学部の学生と,変革を求められている教育学部の学生が,自分の進路や大学教育・大学生活についてどのような意識を持っているのかを調べることによって,今後の大学教育のあり方を考えるための基礎資料を得ることが目的である。
- 1997-06-30
論文 | ランダム
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