<原著論文>Allen Cognitive Level Screen 2000 の紹介と試用経験の報告
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概要
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Allen Cognitive Level Screen 2000の紹介と試用経験の報告目的 : 認知障害は,作業療法を進める上で問題となる。臨床場面において対象者の認知能力の把握が必須である。過去に認知障害に着目し,作業療法の治療理論を構成しようとする試みが行われていた。LevyはPiagetの認知発達理論を基に説明した発達的アプローチを提案した。その後,Allenが精神障害の認知障害からはじめて,老人(痴呆・整形疾患等)を対象にその認知能力障害理論を発展させ発表している。この報告では,以下に2点について紹介と検討する(1)Allenの認知能力障害理論の概要とACLS2000の検査方法の紹介。(2)ACLS2000を入院患者に施行し得られた認知レベルと改訂長谷川式簡易知能スケール(以下HDS-R)あるいはBarthel Indexの関連性について検討した。結果と考察 : ACLS2000を入院患者に施行することができ,認知レベルとHDS-R・Barthel Indexには相関がみとめられた。以上から本邦においてもACLS2000は評価として臨床上,信頼し使用できるものであることが従来から使用されているあるいはBarthel Indexの評価方法の関連性からその妥当性が伺えた。
- 新潟医療福祉大学の論文
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