<論文>妊婦・褥婦の気分・感情の状態の変化とその関連性 : POMS 尺度を用いて
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概要
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妊娠,出産を終えた褥婦は,身体的・心理社会的に大きな変化を体験して,母親役割を取得していく。この間の気分・感情の状態をPOMS(感情プロフイール)を用いて,妊娠期,産褥3日,1か月健診時の3時期に調査を行った。各時期の変化と関連性について検討した結果,3時期の気分・感情の状態の表出は次のようであった。1.各時期では妊娠期に多かった。2.妊娠期と産褥3日・1か月健診時とでは強い相関を認めた。3.初経別では初産婦は産褥期に,経産婦は妊娠期に多い傾向であった。4.職業の有無では有職者は妊娠期に,無職者は産褥期に多かった。5. 1か月健診時の栄養法別では母乳栄養法に多かった。以上のことから,母子とその家族への今後の支援の視点を明らかにすることができた。
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