正弦波周期運動を用いた組織内資金フローのモデル化 : 市場と組織の共振に関する研究第2報
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概要
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本論の狙いは、組織活動に付随する資金の流れ(フロー)によって、組織活動を記述することである。本論では、組織の基本運動として研究開発投資・回収を仮定し、それからの派生として、資源管理、財務、研究開発、生産、販売といった多様な組織活動を想定する。モデル化において、まず投資・回収におけるフローの正弦波周期運動を回転ベクトルおよび複素数で表示し、時間に関する微積分演算によりフローの導関数群(フロー・ファミリー)を求め、その上で組織活動の複数のフローと損益計算書における財務指標との対応を検討した。また、これらの実証として、本モデルから算出される計算値と、電気業界6 社の損益計算書における財務データとの比較を行った。
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