学生の学習動機づけに影響を及ぼす要因 : 進路決定時の親の関わりと進路自己決定性
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概要
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〔目的〕学習動機づけと進路選択時の進路自己決定性,学生の進路決定への父母の関わり方との関連を検討した.〔対象〕理学療法学科学生(137名)を対象とした.〔方法〕質問紙法にて学習動機づけと進路自己決定性,進路決定時の親の関わり方を評価し,それぞれの関係について分析を行った.〔結果〕学習動機づけと進路自己決定性との間に有意な相関が示された.進路決定時の親の関わり方として,応援・相互交渉型は親主導型よりも学生の進路自己決定性が高く,同一化動機づけが有意に高い結果となった.〔結語〕進路決定の際に,親が学生を励ましつつ,考えの違いを明確にする関わりをもつことが,学生の進路自己決定性,自律的な動機づけの高さと関係することが示された.
- 理学療法科学学会の論文
- 2013-08-20