北海道および本州産マナマコの体サイズ推定のための回帰式
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
北海道の青色型マナマコについて,体長 L と体幅 B から推定麻酔体長 Le (mm) を求める回帰関係を調べ,瀬戸内海[Le=2.32+2.02・(L・B)1/2]と比較した。その結果,明らかな差が認められたことから次の回帰式を提案した:北海道オホーツク海[Le=2.26・(L・B)1/2];日本海[Le=2.17・(L・B)1/2];噴火湾[Le=2.21・(L・B)1/2];津軽海峡[Le=2.27・(L・B)1/2];青森県陸奥湾[Le=5.82+2.02・(L・B)1/2]。また,マナマコの形態が北海道と本州で異なることを考慮し,次の共通式を提案した:北海道[Le=2.21・(L・B)1/2];本州[Le=5.30+2.01・(L・B)1/2]。
- 2011-11-15
著者
-
五嶋 聖治
北海道大学大学院水産科学研究科
-
浜野 龍夫
徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部
-
山名 裕介
北海道大学大学院水産科学院
-
五嶋 聖治
北海道大学大学院水産科学研究院
-
古川 佳道
北海道大学大学院水産科学院
-
吉田 奈未
北海道大学大学院水産科学院
-
遊佐 貴志
北海道大学大学院水産科学院
関連論文
- マナマコの付着基質選択の季節性
- 水槽飼育における稚ナマコApostichopus japonicusの摂餌特性
- 山口県西部吉見湾の波止場における付着生物の調査--稚ナマコApostichopus japonicusの探索
- 山口県東部平生湾の潮間帯におけるマナマコの分布--稚ナマコの成育適地の環境条件
- マナマコの新標準体長の有効性
- 成体マナマコのメントール麻酔に関する研究
- 干潟に設置した逆さ竹林礁の生物増殖機能の検証
- クリル列島エトロフ島近海から採集されたエゾバイ科クリルシェプカエゾバイ(新称)
- 北太平洋産サラガイ類(軟体動物 : 二枚貝綱)の分類と分布
- 植食性小型巻貝によるホソメコンブの摂食に及ぼす水温の影響