シリコン存在下で可視光照射によるアルカリ前処理した草本系および木質系リグノセルロースからの糖収率の改善

元データ 2011-05-01

概要

持続できる社会の構築を目指し,バイオマスの有効利用,すなわちリグニンを含むバイオマスからの有用化学物質あるいは燃料への変換に大きな関心が寄せられている。リグノセルロースの酵素糖化の前処理としてアルカリ溶液を利用する方式についてはこれまでに多くの研究がなされてきたが,糖化率の向上を目指しさらなる改善が求められている。我々は,草本系バイオマスであるネピアグラスの葉部と木質系であるクズ茎部からの糖化率の向上を目指した研究を行った。アルカリ処理を事前に施したこれらのリグノセルロースにシリコン存在下で可視光を照射し,その効果について調べた。草本系ネピアグラス葉部の場合,酵素糖化24時間後では還元糖収率はアルカリ処理のみでは60.3%であったものが,可視光照射を付け加えることにより86.7%に改善された。同様に木質系クズ茎部では57.4%から88.6%に改善された。

著者

小川 喜八郎 宮崎大学工学部物質環境化学科
西脇 亜也 宮崎大学農学部
松下 洋一 宮崎大学工学部
林 幸男 宮崎大学工学部物質環境化学科
林 幸男 宮崎大学工学部
田畑 研二 宮崎大学工学部物質環境化学科
小川 喜八郎 宮崎大学工学部
松下 洋一 宮崎大学
田畑 宏 宮崎大学工学部物質環境化学科
堤 健 宮崎大学工学部物質環境化学科
西脇 亜也 宮崎大学農学部附属フィールド科学教育研究センター

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