人口食糧環境問題
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概要
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21世紀前半には世界の人口は100億人に達すると予想されている。これだけの人口を養っていけるだけの食糧を今後、地球で生産することができるのであろうか。現在ヨーロッパでは口蹄疫や狂牛病などの問題が盛んに叫ばれている。食糧問題は、100億人を越える人間がこの地球上に住んでいくことができなくなってしまう深刻な問題である。農薬生産は、牧畜業も含めて根本は穀物である。そこでこの穀物生産をさらに増やすためには、農業技術の一層の推進と農地の拡大が必要となるであろう。これに比べて海洋は、まだ生産力が衰えてはいないが、捕鯨などについては海外から強い非難が集まっている。海洋における食糧生産性を高めるためには、どうしても富栄養化問題を避けて通るわけにはいかない。しかしながらいったん富栄養化してしまうと、これを元に戻すことは至難の業である。環境を保全しながら食程増産に尽くす道は陸上でも、海上でもはなはだ困難である。我々のCELSS学会は基本的には地球上の限られた空間内での食糧生産を増加する道を探ることができると期待している。
- 生態工学会の論文
- 2002-01-31
生態工学会 | 論文
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