ノーパージ型VPSA法における原料ガス濃度と塔径の影響
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概要
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ノーパージ型減圧スイング吸着法を用いて揮発性有機化合物含有排気ガスの処理に向けて,揮発性有機化合物として酢酸エチル,メチルエチルケトンを用い,吸着剤にはメソ孔主体活性炭とミクロ孔活性炭を用いて基礎的検討を行った.原料ガス濃度変化が清浄ガス濃度に及ぼす影響と塔径変化が循環定常状態到達時間に及ぼす影響を測定した.ノーパージ型スイング吸着法では循環定常状態到達後の清浄ガス濃度は原料ガス濃度の変化に影響されず一定であることがわかった.これは吸着剤の平均吸着率が原料ガス濃度に比例して増減することに起因している.そして,この現象はミクロ孔主体活性炭よりもメソ孔活性炭の方が顕著である.減圧スイング吸着における塔径の影響は塔内物質移動係数を用いて評価した結果,吸着ステップよりも脱着ステップに大きく現れ,最適塔径の存在が認められた.
- 社団法人 化学工学会の論文
- 2009-11-20
著者
-
武田 俊哉
関東学院大・工
-
香川 詔士
関東学院大学工学部
-
武田 俊哉
関東学院大学工学部物質生命科学科応用化学コース
-
香川 詔士
関東学院大学工学部物質生命科学科応用化学コース
-
楽 美宜
システムエンジサービス(株)
-
香川 詔士
関東学院大 工
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