ポリマー系カートリッジおよび金属キレートクロマトグラフィーを用いた高速液体クロマトグラフィーによる濃厚色蜂蜜中のテトラサイクリン系抗生物質の残留分析法
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概要
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濃厚色蜂蜜中のテトラサイクリン系抗生物質(TCs)の残留分析法を開発した.試料中から0.01 mol/L EDTA-2Na含有マキルベン緩衝液(pH 4.0)によりTCsを抽出し,ポリマー系カートリッジ(GL-Pak PLS-2)および銅イオンを介した金属キレートアフィニティークロマトグラフィーにより精製を行った後,蛍光検出器を装着した高速液体クロマトグラフにより測定した.分析法の評価のために,最も濃厚色であるそば由来の蜂蜜を用いて,オキシテトラサイクリン(OTC),テトラサイクリン(TC)およびクロルテトラサイクリン(CTC)について,各3濃度による添加回収実験を行った.その結果,すべての添加区において70%以上の回収率が得られ,また,相対標準偏差は,10%未満であった.また,定量下限値は,OTC 0.015 mg/kg, TC 0.019 mg/kg, CTC 0.024 mg/kgであった.
- 2008-06-25
著者
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藤田 和弘
(財)日本食品分析センター
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藤田 和弘
日本食品分析センター
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伊藤 裕信
日本食品分析センター
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石原 三知代
日本食品分析センター
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犬飼 沙知
日本食品分析センター
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田中 廣行
日本食品分析センター
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谷口 誠
Mimasaka University
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藤田 和弘
財団法人 日本食品分析センター
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田中 廣行
財団法人日本食品分析センター
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谷口 誠
日本食品分析センター
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谷口 誠
美作大学
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