食事の実測による若年女性のトランス脂肪酸摂取量
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概要
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女子大学生25名を対象として,7日間の食事調査を実施し,積み上げ法によるトランス脂肪酸摂取量を計算した。さらに,そのうちの特定の1日を選び,調査者側で食事を再現した。得られた食事サンプルはフードカッターで細砕し均一化後,脂質およびトランス脂肪酸含有量を分析した。計算,あるいは実測から求められた総トランス脂肪酸摂取量の平均値(±標準偏差値)は,それぞれ,0.95±0.31 g,1.17±0.84 gであった。総トランス脂肪酸摂取量の分布は正の歪度を示し,はずれ値が1名(2.82 g),極値が2名(3.13 g,3.27 g)であった。若年女性のトランス脂肪酸摂取量はWHOの基準値であるエネルギー比率1%未満を下回っており,したがって,トランス脂肪酸摂取の血清脂質に対する影響は懸念されるものではないと考えられる。しかしながら,トランス脂肪酸を高濃度に含む加工食品を摂取することで,1日のトランス脂肪酸摂取量が予測の範囲より高くなる可能性のあることが明らかとなった。
- 2008-08-10
著者
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川端 輝江
女子栄養大学栄養学部
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兵庫 弘夏
女子栄養大学栄養学部基礎栄養学研究室
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萩原 千絵
女子栄養大学栄養学部基礎栄養学研究室
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松崎 聡子
女子栄養大学栄養学部基礎栄養学研究室
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新城 澄枝
琉球大学教育学部生涯健康教育コース
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川端 輝江
女子栄養大
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川端 輝江
女子栄養大学栄養学部基礎栄養学研究室
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萩原 千絵
女子栄養大学栄養学部
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