ペグインターフェロンα2b/リバビリン投与開始後5-24週目にHCV RNAが陰性化したC型慢性肝炎例に対する爾後一律44週間継続投与の有用性
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概要
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Patients with chronic hepatitis C who do not respond rapidly to therapy have a low chance of acquiring sustained virological response (SVR). We tried a new regimen of treatment with peginterferon α2b plus ribavirin, arranged to continue it for 44 weeks after HCV RNA has disappeared in the patients circulation. Subjects were 17 consecutive patients with chronic hepatitis C (50.8 [21-68] years of age, 10 females and 7 males, HCV genotype 1, HCV RNA>100KIU/ml) whose serum HCV RNA remained positive at week 4 but became undetectable between weeks 5 and 24 of treatment. SVR rate for all patients enrolled in this study was 76.5%. Among patients with HCV clearance between weeks 5 and 12 (n=13), SVR rate was 76.9% (10/13), and among those with HCV clearance between weeks 13 and 24 (n=4), SVR rate was 75.0% (3/4). These data suggest that this prolonged therapy (i.e., 5∼24+44=49∼68 weeks in total) will be of use in patients who first cleared HCV RNA between weeks 5 and 24, though a larger number of patients should be examined to clarify whether this therapy is really superior to the current standard 48-week treatment.
- 社団法人 日本肝臓学会の論文
- 2007-08-25
著者
-
金政 和之
市立奈良病院 消化器肝臓病センター
-
金政 和之
京都府立医大・第三内科
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和田 貴子
京都府立医科大学大学院 医学研究科消化器内科学
-
酒井 恭子
市立奈良病院 消化器科
-
角田 圭雄
市立奈良病院 消化器肝臓病センター
-
和田 貴子
市立奈良病院消化器科
-
吉田 直久
市立奈良病院消化器科
-
吉田 直久
京都府立医科大学大学院 医学研究科消化器内科学
-
金政 和之
京都桂病院消化器センター内科
-
酒井 恭子
市立奈良病院 消化器肝臓病センター
-
酒井 恭子
市立奈良病院消化器科
-
金政 和之
市立奈良病院 消化器科
-
角田 圭雄
市立奈良病院消化器肝臓病センター
-
吉田 直久
京都府立医科大学消化器内科
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