結核療法研究協議会2002年度入院時結核菌薬剤感受性に関する研究 : 検査精度の検討
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概要
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〔目的〕2002年度結核療法研究協議会入院時結核菌薬剤感受性に関する研究について,外部精度評価の観点から解析した。〔方法〕全国で2002年6月1日から11月30日までに,抗酸菌培養陽性で入院した症例を対象とした。臨床情報および菌検査情報(同定,薬剤感受性)を収集し,結核研究所での検査結果と比較した。〔結果〕95施設から4,134株が集められ,そのうち結核菌は3,127株(75.6%),非結核性抗酸菌は899株(21.7%),結核と非結核菌株の混在が26株(0.6%),雑菌汚染82株(2.0%)であった。評価可能な結核菌3,122株について,50施設(52.6%)がビットスペクトルーSRを,23施設(24.2%)がウエルパックSを用いて薬剤感受性試験を実施していた。結核研究所での判定を基準とした場合,各抗結核薬(INH,RFP,SM,EB)の感度は90.3%以下で,特異度・一致率は96.9%以上であった。エタンブトールのκ指数のみ0.47と低値であった。〔考察〕感受性試験の方法による検査精度の差は認められなかったが,エタンブトールのみ精度が低かった。
- 2007-03-15
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