原発性硬化性胆管炎及びアルコール性肝硬変に合併した過形成性結節の1例
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概要
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症例は64歳,男性.1994年よりアルコール性肝硬変と診断され経過観察していたが胆道系酵素上昇が進行し,2005年1月入院となった.内視鏡的逆行性胆管造影にて左肝内胆管の不整な拡張と狭窄を認めたため原発性硬化性胆管炎と診断した.さらに,腹部CTで肝S4に径15 mmの多血性腫瘤を認め,肝細胞癌も否定は出来ず手術を施行したが,組織学的には過形成性結節であった.原発性硬化性胆管炎に伴う過形成性結節の報告はまれで興味ある症例と思われた.
- 社団法人 日本内科学会の論文
- 2007-01-10
著者
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柳瀬 治
東京都立大塚病院内科
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柳瀬 治
東京都立大塚病院 内科
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塩津 英俊
都立大塚病院病理
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柳瀬 治
都立大塚病院内科
-
檀 直彰
都立大塚病院内科
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倉田 仁
東京都立大塚病院内科
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安井 俊行
東京都立大塚病院内科
-
安井 俊行
都立大塚病院内科
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橋本 知加子
都立大塚病院内科
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石塚 由実子
都立大塚病院内科
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松本 道長
都立大塚病院内科
-
倉田 仁
都立大塚病院内科
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