許容濃度の暫定値(2005年度)の提案理由
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概要
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クロロホルム CHCl_3 [CAS No.67-66-3]許容濃度3ppm(14.7mg/m^3)(皮)発がん分類第2群B 1. 物理化学的性質および用途 クロロホルムは, 分子量119.38, 比重1.4835(20℃), 沸点61.3℃(760 Torr), 融点-63.2℃, 飽和蒸気圧160Torr(20℃)の無色の液体で, 溶剤, フッ素系樹脂やフッ素系溶媒の合成原料, 有機合成溶媒として使用される. 気体1ppmは49mg/m^3に相当する(25℃, 760Torr). 2000年の推定国内生産量は約37,000t, 推定流通量は約90,000〜100,000tであった. 2. 吸収, 代謝 クロロホルムは, 経口, 経皮, 吸入のいずれでも吸収される. [^<14>C]-クロロホルムをマウスに吸入させた実験では, 吸入2時間後に放射活性が高かったのは, 肝臓, 腎臓, 肺, 血液, 脂肪組織等であった. ヘアレスモルモットを用いた塩素化有機化合物水溶液の経皮吸収実験では, クロロホルムの透過係数は0.13ml/cm^2/h(テトラクロロエチレンは0.37ml/cm^2/h)であった. DFGは, この結果や皮膚透過性の推定式による推定結果に基づいて, クロロホルム溶液の皮膚吸収量は吸入経路に匹敵する可能性があり, 結果として毒性の発現に寄与すると結論している.
- 2005-07-20
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