弾性表面波を用いた導波路型音響光学変調素子の光回折特性とBPM解析(適応制御・計測技術, 高効率FEC技術, パフォーマンスモニタリング技術, 一般)
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概要
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著者らは, 光波長1.55μmにおいてブラッグ回折光が得られるプロトン交換LiNbO_3導波路型音響光学変調素子(AO Modulator: AOM)を提案した.この素子を光周波数シフタとしてリング型ファイバ共振器内に挿入し, 周波数シフト帰還型ファイバレーザー発振を得た.本素子の低駆動パワー化, 高効率化により, 周波数シフト帰還型ファイバレーザーを用いた光計測の実応用が期待できる.また, 消光比を改善することにより, 光マトリックススイッチなどへの応用が期待できる.本報告では, まず, 導波路型AOMのAO相互作用領域の長尺化を図り65%の光回折効率を得た結果と, 応答速度の測定結果について述べている.次に, この導波路型AOMを用いた周波数シフト帰還型ファイバレーザーによる光距離測定のデモンストレーションを示している.さらに, ビーム伝搬法(BPM)を用いて, 導波路型AOMにおける光回折特性を解析し, 回折効率と消光比の改善に必要な条件を検討している.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-06-10
著者
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中川 恭彦
山梨大学大学院医学工学総合研究部
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垣尾 省司
山梨大学大学院医学工学総合研究部
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伊藤 弘昌
東北大学 電気通信研究所
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小林 哲也
オプトクエスト
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原 武文
東北大院・工
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魚谷 真司
山梨大院・医工
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渡辺 正行
オプトクエスト
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魚谷 真司
山梨大学大学院医学工学総合研究部
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原 武文
東北大学電気通信研究所
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伊藤 弘昌
東北大学電気通信研究所
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小林 哲也
株式会社オプトクエスト
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渡辺 正行
株式会社オプトクエスト
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伊藤 弘昌
理研基幹研
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垣尾 省司
山梨大学医学工学総合研究部
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伊藤 弘昌
電気通信研究所
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伊藤 弘昌
東北大学電気通信研究所:理化学研究所フォトダイナミックスセンター
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