骨梁構造のフラクタル解析 : 画像のスライス厚とピクセルサイズの検討
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概要
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Many analyses of bone microarchitecture using three-dimensional images of micro CT (μCT) have been reported recently. However, as extirpated bone is the subject of measurement on μCT, various kinds of information are not available clinically. Our aim is to evaluate usefulness of fractal dimension as an index of bone strength different from bone mineral density in in-vivo, to which μCT could not be applied. In this fundamental study, the relation between pixel size and the slice thickness of images was examined when fractal analysis was applied to clinical images. We examined 40 lumbar spine specimens extirpated from 16 male cadavers (30-88 years; mean age, 60.8 years). Three-dimensional images of the trabeculae of 150 slices were obtained by a μCT system under the following conditions: matrix size, 512×512; slice thickness, 23.2μm; and pixel size, 18.6μm. Based on images of 150 slices, images of four different matrix sizes and nine different slice thicknesses were made using public domain software (NIH Image). The threshold value for image binarization, and the relation between pixel size and the slice thickness of an image used for two-dimensional and three-dimensional fractal analyses were studied. In addition, the box counting method was used for fractal analysis. One hundred forty-five in box counting was most suitable as the threshold value for image binarization on the 256 gray levels. The correlation coefficients between two-dimensional fractal dimensions of processed images and three-dimensional fractal dimensions of original images were more than 0.9 for pixel sizes≤148.8μm at a slice thickness of 1mm, and≤74.4μm at one of 2mm. In terms of the relation between the three-dimensional fractal dimension of processed images and three-dimensional fractal dimension of original images, when pixel size was less than 74.4μm, a correlation coefficient of more than 0.9 was obtained even for the maximal slice thickness (1.74mm) examined in this study.
- 社団法人日本放射線技術学会の論文
- 2005-06-20
著者
-
村瀬 研也
大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻医療技術科学分野医用物理工学講座
-
曽根 照喜
川崎医科大学放射線医学(核医学)
-
福永 仁夫
川崎医科大学放射線医学(核医学)
-
三村 浩朗
川崎医科大学附属病院核医学診療部
-
福永 仁夫
川崎医科大学 放射線医学
-
村瀬 研也
大阪大学医学部保健学科
-
友光 達志
川崎医科大学放射線医学(核医学)
-
玉田 勉
川崎医科大学放射線診断学
-
友光 達志
川崎医療短期大学放射線技術科
-
Tomomitsu T
川崎医療短期大学放射線技術科
-
玉田 勉
川崎医科大学放射線科
-
玉田 勉
川崎医科大学 放射線医
-
友光 達志
川崎医科大学 放射線医学
-
曽根 照喜
川崎医科大学 放射線医学
-
曽根 照喜
川崎医科大学 核医
-
曽根 照喜
川崎医科大学 放射線医学(核医学)
-
福永 仁夫
川崎医科大学放射線科 (核医学) 教授
-
曽根 照喜
川崎医科大学核医学
-
曽根 照喜
川崎医科大学附属病院 核医学診療部
-
福永 仁夫
Department Of Nuclear Medicine Kawasaki Medical School
-
三村 浩朗
川崎医科大学核医学
-
玉田 勉
川崎医科大学放射線医学教室(画像診断)
-
福永 仁夫
川崎医科大学
-
友光 達志
川崎医科大学放射線核医学科
-
友光 達志
Department of Radiological Technology, Kawasaki Medical School Hospital. Department of Radiological Technology, Kawasaki College of Allied Health Professions
-
玉田 勉
川崎医科大学放射線診断学教室
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