ヘリカルCTによる肺野病変の描出能に関する検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ヘリカルCT(H-CT)による肺野病変の描出能について検討した.対象は肺野に結節性陰影をもつ転移性肺腫瘍15例である.通常のCT(C-CT)はビーム幅10mm,スライド10mm,H-CTはビーム幅10mm,テーブル移動20mm/秒と25mm/秒で全肺野を撮影した.肺野病変の描出能について,(1)C-CTとH-CTの25mm/秒と20mm/秒の再構成画像(25mm,12.5mm; 20mm,10mmピッチ)との比較.(2)C-CTとH-CTの20mm/秒で再構成アルゴリズム360度と180度で処理した画像との比較を行った.結果(1)C-CTで描出された152病変は,10mmピッチのH-CT画像で147病変が描出され,C-CTとほぼ同等の描出能であった.(2)H-CTの両アルゴリズムの10mm画像での描出率は両群ともに差はなかったが,180度処理の方が病変をより鮮明に描写し得た.以上,H-CTによる肺野病変の描出において20mm/秒で撮影し,再構成画像は180度法の10mmピッチでよいと考える.
- 1995-04-20
論文 | ランダム
- 技法講座(11)安達博文--テンペラ,アクリル,透明水彩の併用による絵画技法 前編
- 技法講座 復習&クロ-ズアップ初歩のテンペラ,混合技法 描画のプロセス
- 紀井利臣氏インタビュ---ワニスに見るテンペラと古楽器の関係 (巻頭特集 最新画材大百科)
- 技法講座 番外編--初歩のテンペラ,混合技法,支持体選びと地塗り (巻頭特集 最新画材大百科)
- チェンニーニ著『画技の書』に記されたテンペラの技法に関する考察