耐性菌感染症とDDS
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概要
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耐性菌の蔓延が臨床的に大きな問題になっている. 耐性を獲得していく耐性菌に対し抗菌活性を有する抗菌薬を開発するという対応では限界があり, 抗菌薬によらない治療法の開発が必要になってきている. 抗菌薬を用いない新たな戦略として遺伝子治療の研究が進められている. 生体側に作用する方法として, 炎症性サイトカインの遺伝子を導入することで宿主の免疫を賦活する治療法が研究されている. また, 原因微生物を標的にした遺伝子治療では, 病原微生物に対してアンチセンスヌクレオチドやshort-interfering RNA(siRNA)で治療する試みが行われている. これらの新しい治療法は, 耐性菌を選択しない呼吸器感染症治療法として注目されつつある. この治療法を開発することで, 抗菌薬に依存しない感染症の治療が可能になる. 抗菌薬のみでの治療が困難な多剤耐性菌や強毒菌に対して, 抗菌薬との併用療法も期待される.
- 2005-01-10
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