布の表面幾何学的構造と光の反射特性
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概要
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本研究は布の表面幾何学的構造が光の反射特性にどのように影響を及ぼすかを明らかにすることを目的としている。構造の異なる8種の綿布(オックスフォード, ブロード, サテン, ツイル, ドリル, メリヤス)を原布とし, 反応性染料を用い, 5色, 各3水準の濃度に染色したものを試料布として実験した。布の表面反射特性を変角分光測色計, および変角光度計を用いて測定した。その結果は次のようである。1)布の表面反射率, ならびに色度は入射角を45°と固定した条件において受光角度の変化に伴って変化する。2)布のラスターは布の表面の幾何学的特性ばかりではなく, 布の測定方向によっても影響を受ける。3)布の織(編)構造による異方性は反射光強度によって推論しうる。
- 1999-06-01
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