全球客観解析と静止衛星から推定される水蒸気場の比較
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概要
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気象庁の全球客観解析(GANAL)の相対湿度の評価を行うために,熱帯太平洋域で,静止衛星(GMS,GOES)の赤外輝度温度による雲域との比較,およびSplit Window(11μmと12μm)データによる雲型分類に基づいて推定した水蒸気プロファイルとの比較を行った.その結果,東太平洋域で衛星画像の雲域とGANALの湿度場の違いが顕著であった.カリフォルニア沖やペルー沖の下層雲域ではGANALの下層の湿度場が非常に乾燥していたり,衛星画像に見られる個々の深い対流雲域との対応が悪いなどの違いがみられた.
- 社団法人日本気象学会の論文
- 2003-05-31
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