定電圧と定電流操作を組合せた電場印加方法による電気浸透脱水
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概要
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電気浸透脱水法における電場印加方法としては一般に定電圧あるいは定電流の操作条件を用いて実験的検討が行われてきているが, 脱水の進行に伴ってスラッジのような脱水試料を挟む電極間の電気抵抗が増加するときは, 定電流操作では印加電圧の増加によって強制的に停止する必要があるのに対して, 定電圧操作では電流がしだいに減少して脱水が終了するようになる. また, 脱水過程の電極間の電気抵抗の増減は脱水試料の電気的, 物理的特性に依存する. このような電気浸透脱水特性を考慮して, 本研究では, 定電流および定電圧条件の組合せ操作について実験的検討を行い, 脱水量や脱水量に対する消費電力効率の見地から, 組合せ方法と組合せ操作の有効性を明らかにした.
- 社団法人 化学工学会の論文
- 2004-09-20
著者
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吉田 裕志
小山工業高等専門学校 物質工学科
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藤本 武
小山工業高等専門学校 物質工学科
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HASSAN Hishamudi
小山工業高等専門学校 物質工学科
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吉田 裕志
小山工業高等専門学校 工業化学科
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