治療 : 1. 急性冠症候群の治療ガイドライン
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概要
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急性冠症候群の治療戦略は,心電図で持続的ST上昇の有無により, ST上昇急性冠症候群,非ST上昇急性冠症候群の2つに大別される. ST上昇急性冠症候群は,再灌流を得ることが治療の主眼であり,手段としては血栓溶解療法と冠動脈形成術(PCI)がある.再灌流療法の効果は発症してから実施までの時間と反比例し,経過とともに効果は減弱するため,迅速かつ確実な再灌流を得ることが重要である.非ST上昇急性冠症候群の治療戦略は,リスク評価によって異なり,病歴,理学的所見,心電図変化,生化学的所見の4項目からなる3段階の短期リスク分類に基づき決定される.高リスク例は,緊急での侵襲的治療を要する可能性があり,緊急でPCIが可能な施設に入院,転院させることが基本である.この場合の治療戦略には早期侵襲的治療戦略と保存的治療戦略がある.その優劣については明らかでなかったが,ステント時代に行われた多施設比較検討試験の結果を受けて早期侵襲的治療の適応が拡大されつつある.
- 2004-02-10
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