障害者用自動車の研究開発
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概要
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障害者のための自動車, 特に現状では免許取得が困難な重度障害者向けの自動車について, これまでと最近の動向を示し, 筆者の大学の研究室での取り組みを紹介する. ハンドル操作が困難な障害者に対しては, 車いすのまま乗り込み, ジョイスティックで運転できる自動車の開発が望まれているが, ジョイスティックによる操作でハンドル・ペダルを代用させるには, 操作性の点で難しい点がある. ドライビングシミュレータを用いた検討により, カフィードバックを援用することで運転を安定化させることが可能であることがわかり, 実験車両による検討でその有効性を検証することができた. 技術面以外の諸般の事情もあるが, 早期の実現が望まれる.
- 1999-10-01