言語発達遅滞児の訓練終了時期
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
言語発達遅滞の訓練終了時期について,発達障害児の施設の取り組みを通して検討した.発達障害児の場合には,子どもの言語発達段階という点からみて,子どもの生活の区切りである就学が,訓練終了の一つの目安になる.しかし実際には,子どもの言語発達の状態だけでなく,子どもの問題を受けとめる親の考え方,STの考え方,施設のおかれている立場などによりさまざまである.終了時の言語発達段階は,子どもにより異なってくるが,STとしてはその時期までに,子どもと親が精神的に安定した社会生活が送れるよう,子どもが周囲の刺激をうまく受けとめ,集団へうまく適応し,自分で学習していけるようになるために,どれだけ手助けできるかが課題であろう.
- 日本コミュニケーション障害学会の論文
- 1997-12-25
著者
関連論文
- ダウン症を中心とした知的障害児への支援
- 音韻意識の遅れを伴った粘膜下口蓋裂児1例の構音訓練
- STによる学校コンサルテーション
- 未就学児における聴覚性言語性記憶の発達についての検討 : Rey's Auditory Verbal Learning Test 「小児版」作成にむけて
- 重症心身障害児者の AAC の意義と援助のしかたについて
- 特異的言語発達障害児の言語発達 : 臨床の立場から
- 特別支援教育における言語聴覚士の役割 (シンポジウム 成長期ごとの小児・保護者への支援)
- 超極低出生体重児の発達過程において認められた問題
- ダウン症児の発語の明瞭さと音韻意識との関連(実践研究特集号)
- 特集にあたって
- 症例報告 命名困難と言語発達遅滞を伴う読み書き障害の1例
- 言語発達の遅れと読み書きの障害
- 軽度知的発達遅滞児の学習に関わる問題行動のコントロールと学習意欲
- 言語発達遅滞児の訓練終了時期