経口摂取が遅れた先天性食道閉鎖症例に対する構音と摂食の指導
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概要
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食道気管瘻を伴う先天性食道閉鎖症により,経管栄養が長期間に及んだ症例に対し,言語および摂食指導を行った.言語発達は良好で,構音には言語発達上にみられやすい音の誤りを一過性に認めたのみで,特異な構音障害は認められなかった.一方,経口摂取が積極的に開始されたのは6歳以降であり,摂食時の口腔機能の改善がみられにくいのみならず,社会性や母子関係にも問題は多く認められた.
- 日本コミュニケーション障害学会の論文
- 1996-04-25
著者
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峪 道代
大阪府立母子保健総合医療センター 口腔外科
-
住田 恵子
大阪府立母子保健総合医療センター 口腔外科
-
峪 道代
大阪府立母子保健総合医療センター口腔外科
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峪 道代
大阪府立母子保健総合医療センター
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