抗ペプチド抗体を用いる組換えタンパク質C末端部解析
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概要
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組換え体による産生タンパク質のC末端部アミノ酸配列の健全性を容易に確かめる手法について検討した.まず,産生タンパク質をプロテア-ぜによる特異的分解でペプチド断片にした後,C末端部ペプチドに対する抗ペプチド抗体で対象ペプチドを精製し,それをHPLCで分析した.その定量結果からC末端部ペプチドの健全性と,試料中の産生タンパク質量を求めることができた.N末端部のアミノ酸配列解析法との組み合わせによって,組換え体産生タンパク質の健全性と定量を簡便に行える.
- 社団法人 化学工学会の論文
- 2001-03-20
著者
-
寺嶋 正明
大阪府立大学大学院工学研究科 化学工学専攻
-
寺嶋 正明
大阪府立大学
-
加藤 滋雄
神戸大学大学院工学研究科
-
加藤 滋雄
神戸大学大学院自然科学研究科 資源エネルギー科学専攻
-
奥田 益算
神戸大学大学院自然科学研究科 資源エネルギー科学専攻
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