高粘度液気泡塔の物質移動容量係数とガスホールドアップ
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概要
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高粘度液気泡塔において溶存酸素の放散実験より塔内の液側物質移動容量係数を求めると共に,ガスホールドアップの測定を行った.測定は液位および塔径を種々変え,また試料液粘度も変化させて行った.これらの測定は,ガス空塔速度が5mm/s以下の比較的小さな領域で行った.物質移動容量係数は液位が高くなると小さくなるものの,塔径に対する液位の比がある値以上になると各々の条件に応じた一定値を示すことが分かった.これを踏まえて,広範囲の操作条件にわたって適用可能な物質移動容量係数の推定式を得た.ガスホールドアップは液粘度の増加と共に増加すること,並びに液位にほとんど依存しないことを指摘し,これに関する新たな実験式を導出した.
- 社団法人 化学工学会の論文
- 2001-11-20
著者
-
門叶 秀樹
山形大学工学部 物質化学工学科
-
原田 英二
山形大学工学部 物質化学工学科
-
栗山 雅文
山形大学工学部 物質化学工学科
-
門叶 秀樹
山形大学大学院理工学研究科 物質化学工学専攻
-
原田 英二
山形大学大学院理工学研究科 物質化学工学専攻
-
栗山 雅文
山形大学大学院理工学研究科 物質化学工学専攻
-
原田 英二
山形大学工学部 化学工学料
-
栗山 雅文
山形大学工学部 化学工学料
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