ネコ視運動性眼振の皮質下経路について
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概要
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この論文で最も強調したいのは視運動性眼振の間接的経路の投射経路を明らかにすることである. 数々の実験により視索核が視運動性眼振の第1次中継核であるにとは判明しでいる. また, 前庭核に速度蓄積機構が局在していることも判明している. 小脳を除去しても視運動性眼振の低速成分は影響を受けない. それでは視索核から前庭核へどのように投射しているのであろうか.<BR>今回の実験ではネコを用いて, まず視索核に順行性標識物質を注入してその線維走行と神経終末とを観察した. 次に神経終末の観察された部位に逆行性標識物質を注入してこの部位と視索核との線維連絡をさらに検討した. 以上の結果を最近の知見とともに報告する.
- 社団法人 日本耳鼻咽喉科学会の論文
- 1995-11-20
著者
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