足圧中心確率密度分布を利用した直立精度の研究
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概要
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運動中は体の重心に働く重力と床からの抗力のベクトルは一致しない. この床からの抗力の作用点が足圧中心である. 直立は, 足圧中心がある限られた範囲に存在することにより維持される. その範囲が足圧中心の移動許容範囲である. 日常の動作がスムーズに行えるのは, 足圧中心が予測的に足圧中心の移動許容範囲内に維持制御されるためと考えられる. 我々は, 健康成人10名に対し様々な直立条件で足圧中心及び足圧中心の移動許容範囲を記録しその関係を調べた. 容易な直立条件では足圧中心は中心付近に収束し困難な直立条件では足圧中心の移動許容範囲いっぱいに分散していた. これより, 直立の難易度を足圧中心の移動許容範囲における足圧中心の確率密度分布によって客観的に評価できると考えた.
- 社団法人 日本耳鼻咽喉科学会の論文
- 1995-04-20
著者
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