高濃度石炭・水スラリーのレオロジー特性に関する研究
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概要
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(財) 石炭利用総合センターの CWM 品質試験法により各種条件で調製した CWM のレオロジー特性を測定した. 原料石炭の風化によって CWM の代表粘度と粘度指数が増大するが, これは CWM の酸性化と親水性官能基の増加に起因すると考えられた.石炭の灰分含有率の増加によって代表粘度が増大し粘度指数が低下するが, これは石炭表面から分離する粘土鉱物に起因すると考えられた.また撹拌処理は代表粘度の低下とレオロジー特性の調整に効果のあることがわかった.さらにレオロジー特性は石炭濃度と温度によって大幅に変化するが, 分散剤の添加率と粒度の変動の影響は小さいことがわかった.
- 1996-05-10
著者
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